2026年2月24日、Meta(旧Facebook)は、AMD(Advanced Micro Devices)との間で最大1,000億ドル(約15兆円)規模に及ぶAIチップの供給・共同開発契約を締結したことを発表しました。このニュースは、先週発表されたNVIDIAとの大規模提携に続くものであり、Metaが特定のサプライヤーへの依存を脱却し、マルチベンダー戦略を加速させていることを鮮明に示しています。

今回の提携の核心は、マーク・ザッカーバーグCEOが提唱する「パーソナル・スーパーインテリジェンス(Personal Superintelligence: PSI)」の実現にあります。Metaは単なる計算リソースの確保に留まらず、AMDの次世代アーキテクチャを自社のワークロードに合わせて最適化する共同開発に踏み込みました。この契約には、最大6ギガワット(GW)相当の計算能力の供給と、MetaによるAMD株式の最大10%取得を可能にするパフォーマンス連動型ワラント(新株予約権)が含まれており、テック業界における「計算資源の確保」がもはや単なる購買ではなく、戦略的な資本提携のフェーズに入ったことを物語っています。